難削材・耐熱合金材への豊富な経験と実績

Difficult cutting

目 次

難削材でも高精度で仕上げられる理由

難削材においても高品質・高精度で加工が可能です。

各種難削材の材料特性に合わせた加工条件で加工を行う事で加工不良、不具合を最小限に抑え、高品質・高精度で仕上げる事が可能です。

また、難削材特有の加工条件に加え、特殊な加工治具、段取り等も独自の難削材加工ノウハウを蓄積し、短納期かつ信頼性の高い難削材加工を実現しています。

難削材での複雑形状加工

難削材の複雑形状は、当社が最も得意とする加工になります。

CAD/CAMのプログラミング、加工方法の選定、ツール選定、特殊治具の採用など様々な加工条件を材質と形状に合わせて最適化する事で、品質、コスト、納期のバランスの取れた製品を提供する事が可能です。

最新の高精度加工機、5軸加工機だけでは困難とされる精度、形状においても、難削材の特性を熟知した技術者による高度な加工技術によって難削材の複雑形状でも安定した品質・精度で加工が可能です。

難削材・耐熱合金材の短納期対応

当社では最先端分野での加工経験や各種研究機関との共同開発等で難削材や耐熱合金材、レアメタル等の加工経験が豊富にあります。これらの長年の加工経験を活かし、加工方法や加工条件、ツール選定をスピーディーに行い、他社では困難とされる加工や短納期での対応が可能です。

難削材、特殊材精密加工の事例を見る

材質

インコネル

インコネルとはニッケルを基とした超合金です。クロム、鉄、炭素などを添加することで耐熱性、耐蝕性、耐クリープ性などに優れています。高温や腐食環境など過酷な環境下でも優れた特性を示すことから、宇宙・航空分野、原子力産業、自動車部品など様々な分野で用いられています。

優れた特性は加工性の悪さに直結しており、インコネルは特に加工が難しい難削材としても知られています。その理由としては熱伝導率が低いことにより加工硬化が生じ、工具の消耗が激しいこと。靭性が高く粘り気があるため、工具に溶着することで仕上げ面が荒れ精度が出しにくいことが挙げられます。

チタン

チタンは、他の金属に比べ軽量・高強度・優れた耐食性などの特性があり宇宙・航空機器に用いられたり、表面の酸化皮膜の安定性から人体に無害で金属アレルギーの心配がないため、医療機器やアクセサリーなど様々な分野に用いられています。

チタンの機械的性質を向上させたチタン合金には様々な種類があり、その中でも64チタン(Ti-6Al-4V)はチタン合金の7割を占めています。

チタンは加工性が悪く、難削材に分類されます。熱伝導率が小さいことにより工具の消耗が激しいこと、ヤング率が小さく、加工物が大きく変形し加工精度の低下やビビりが生じることが挙げられます。また、加工時に発火する危険性があることから、適正工作機械を選択する必要があります。

難削材対応素材

インコネル、ハステロイ、コバール等のレアメタル、チタン合金、その他特殊金属

最新設備の導入

今橋製作所では様々な用途に応えるべくNC旋盤から5軸マシニングセンタをはじめそれぞれの形状にあった加工環境を整えられるように設備の増強を行っております。

最新設備の導入によりコスト・納期・品質面でお客様のご要望に応えられるよう積極的な設備投資を行っております。

工場内温度管理

金属や樹脂は温度により寸法が変化します。そのため、高精度の加工には加工材料、工作機械の温度管理が非常に重要になります。弊社の工場では1年を通じて温度管理を行い、最適な状態で加工しております。

高精度部品の測定

今橋製作所では、ISO9001規格の基づく品質マネジメントシステムの運用により、品質管理・保持のため検査・仕上げを徹底して行っております。 3次元測定機を2台保有しており、複雑形状部品の寸法、角度、輪郭形状など3次元的に計測することができます。自動計測可能なCNC3次元測定機を導入したことで、複雑形状の製品においてもより早く、正確に計測することが可能です。高精度部品もお気軽にお問合せ下さい。